One for All, All for One

  
ラテン系グループ ロス・コンパ二エロス張替滋夫さん

  
 「おとこの台所」 10周年の集いで  ギターヴォーカル  大熱演

 
   ヤマハ在職中は海外勤務が長かった張替滋夫さんが所属するラテン系グループ "ロス・コンパ二エロス" が5月24日、世田谷区のコミニティ 「おとこの台所」10周年感謝の集いに出演し、当バンドが得意とするラテンナンバーを熱唱した。

 エプロン姿の男性陣が日頃鍛えた料理の腕前を披露する「おとこの台所」は今年が設立10周年。 関係者に感謝し自らも継続の力を祝う記念パーティーが佳境に入ると、ロス・コンパ二エロスの4人がレキントギターを含め アコースティックギター3本に鳴りモノのマラカスを夫々手にして登場。 軽快なラテンのリズムと美しいハーモニーを会場内に響かせた。

 地域コミ二ティの組織団体は年に1〜2回、社会活動の集会や結束力を高める親睦会、忘年会新年会などの宴会が開催されるが、お祝いのパーティーとなればアトラクションがつきもの。そこにラテン系バンドの生演奏が組まれると、雰囲気が明るく賑やかになる。

 今回が4回目の出演で、毎年このグループの歌と演奏を楽しみにしているオバサマもいるという。 出番は20分だったが、この感謝の集いに参加した皆さんはラテンバンドの歌と演奏に大喜び。 今回はその様子をスナップ写真と音入りの動画も添えて紹介する。


◆ ここがライブの会場 
 
   
会場は、小田急線経堂駅から3分の生活クラブ館の地下集会室
 
 地下の入り口付近で4人は入念に音合わせ
 


  ◆ パーティー会場へロス・コンパ二エロスが登場 
  
  軽快なリズムに乗ってギターとマラカスの音が会場に鳴り響く
 司会者の出演バンド紹介に続いて、「10周年おめでとうございます」とスペイン語のご挨拶が場内に響くと拍手のあらし。

 1曲目は軽快なラテンのリズムに乗った「エルランチョ・グランデ」だ。 イントロと間奏でレキントギターの高音が流れると、聴き手の気分も次第に高まり、50人の手拍子が4人の演奏の音をかき消した。

 続く2曲目の「シンティ」は比較的ゆったりした曲だが、"あなたなしでは生きていけない"の意味を込めた、陽気で情熱的な国メキシコにふさわしい歌。
 


 そして3曲目「セジャマ・フジヤマ」は、メキシコのトリオロス・パンチョスが1961年の日本公演で歌い一躍有名になった曲。  邦題"その名はフジヤマ"でアントニオ古賀も弾き語りで歌った。 歌詞にはスペイン語に日本語も混じる。


  コーラスのところが圧巻、メンバー4人のハーモニーが音に厚みをつけた

 


 
  ラテンの歌と演奏
  動画はこちらの
赤いボタンをクリック

  ラテンの曲で始まる
  1、2曲目はスペイン語でメキシコの歌
 
  セジャマ・フジヤマ
  こちらはノーカットでフルコーラス



      
    
 

  ◆ メンバーの紹介
  サイドギター(SG)の持田さん

ボディの厚いGがベース音を刻む
       
ギター(G)の張替さん

張替さんはリードヴォーカルも担当

リーダーの沢西さん(MC、Per)

沢西さんの楽しい語りとマラカス音が女性陣の心を震わせた
レキントギター(RG)は橋本さん

お髭の似合う橋本さんが奏でるレキントの高音がオブリガードで大活躍

 
  エプロン姿の男性陣、日頃の腕前を披露した後は、パーティー司会役やビデオカメラマンに変身した

 ゲストの女性陣からも 温かい拍手が…

 
 
  
  後半はラテン曲から日本の歌に早替り   4人は歌声喫茶のバンドマンに変身した
 
 ラテン系の3曲を終えると、リーダー沢西さんより「皆さんも一緒に歌ってください」のアナウンス。事務局から予め配られた歌詞カードを皆が手にした。

日本語の歌1曲目は「青い山脈」
♪チャンチャンチャ〜ンの軽快なリズムに合わせ手拍子が入る。

間奏でお決まりの旋律に合わせ、何度も4拍目に「ハイ」の掛け声が入った。
 こんな感じです  ||: ♪ ♪ ♪ ♪ | ♪ ♪ ♪ ハイ! :||

合唱の歌い始めを知らせる合図の「ハイ」と思っていたら、間奏の2小節毎に出てくる、しかも声の主が毎回違う…、元気のよい女性の声には笑えた。
こんな感じで、会場はもう大盛り上がり状態。

続く2曲目は「夏の思い出」 ♪はるかな尾瀬 ェ〜 は皆さんよくご存知の文部省唱歌。この歌で、高ぶった気持ちをゆっくりと静めることができた。
  
 


 最後は日本の歌の大合唱

 
動画はこちらの赤いボタンをクリック

  日本の歌を全員で合唱
 

 
 
 
 
 
参加した全員がギターの歌伴奏に合わせて大合唱  ここは昭和の時代の歌声喫茶か?
   
   
レキントギターは通常のギターより4度高く
調弦してあるので、イントロのメロディーを
弾いたり、歌の途中のオブリガード演奏で
は存在感がある
 
 ロス・コンパ二エロスが昨年この会に出演した時の
 ライブ映像が入ったDVDがこちら
 (勿論非売品)
    
 この時は持田さんがいなかったのでトリオでの演奏

  こちらが、おとこの台所の10年誌
  
 張替さんもおとこの台所の会員と聞いた
 エプロンをして、まな板や包丁、鍋やフライパンを持つ姿は想像できるが・・・
 ギターのように両手で器用に操るのだろうか?
                                        


           。


 



 東日本ヤマハOB会で海外部門出身者の幹事を務める張替さんより
 OB会の皆さんへのメッセージを頂きました


20余カ国から成るラテンアメリカ(中南米)地域には土着の民族音楽の上にアフリカ・ヨーロッパの音楽が交配された各国固有の美しい音楽があります。

夥しいジャンル・スタイルのある中で、とりわけ60−70年代に来日演奏されたトリオ・ロス・パンチョスやパラグアヨス等の都会風ボレロ、田舎のフォルクローレには、その親しみやすいメロデイ、美しいハーモニー、乗りのよいリズムに魅了された、ニッチながら根強い固定ファンがいます。

私達ロス・コンパニエロスもそろそろ古希を迎え、いつまで音程を保てるやら定かではありませんが、その皆さんの期待にこたえて、息をしているかぎり、我流の演奏をつづけるつもりです。 … 生涯現役 ! …

ご同好のOB会諸氏、男女を問わず、ぜひご一緒にマラカスでもふってみませんか。ご一報を。
                                 
張替 滋夫


 




3月の七味ペッパーズに続き、2回目のライブ演奏の取材とHP編集を担当しました。

今回のロス・コンパ二エロスのメンバーの4人のうち、U高校の同窓生が3人、T外語大で同じスペイン語を学んだ2人とW大でラテン系クラブにいた2人、そして4人全員がアコースティックギターを弾き歌う・・・、そんな仲間が集まりバンド活動を始め、現在は4人が月に2回は集まりバンド練習や音楽活動を続けていると伺いました。 バンド結成は5年前、何よりもギターとラテン音楽が好きな4人ですが、毎月2回の顔を合わせてバンド活動を継続するのは大変なこと。 全員集合の時だけでなく、家でも楽器に触れて個人練習をしないと長続きはしないと思われます。 その熱意とメンバー内でよき仲間の関係を築いている皆さんに拍手を送りたい。

今回はお祝いのパーティーのアトラクション出演で大勢で駈けつけることが出来なかったのですが、コンサートプロジェクトのメンバーの中には、次の機会にはロス・コンパ二エロスの生演奏と生歌を是非聴きたいという人もいました。 この陽気なラテンの歌を多くの人に聴かせて欲しいものです。 私の同年代には、学生時代にギターを弾いていた人がかなりいた筈。 張替さん達のバンド演奏に刺激され、納戸や押し入れの奥からギターを持出してボロ〜ンと弾き出す人もきっと出るでしょう。

出演終了後の反省会(打上げ?)にもお声を掛けて下さり、楽しい話を聞かせて下さったロス・コンパ二エロスの皆さん、有り難うございました。

                                 取材・撮影・HP編集:須田昭孝

 

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