One for All, All for One 

 
   
 
   女性だけの5人組 ロックバンドがライブを開催
        元横浜店勤務 大野淑子さん が率いる アクアマリン
               会場は 熱気沸騰   パフォーマンスも ワイルド だろ


 

コンサート・プロジェクトの報告第8弾は、女性だけの5人組ハードロックバンドのライブレポートです。

ヤマハ銀座店・横浜店のギターやドラムを扱う楽器売場にかつて勤務されていた 大野淑子さん が5人で結成したグループの名前は女性らしく アクアマリン

さあ、どんなグループ? どんな曲を演奏するの?と興味深々で、予定表に書いた。
女性だけのグループといえば、2人組のあみん、3人組のもとまろ、を思い出すのは深夜放送のコッキーポップを聴いていた世代だからでしょうか。

ところが、このアクアマリンの5人のレパートリーは、なんとロック系バンドの演奏曲のようだ。
興味の域を飛び越えて、ドキドキ・ハラハラの心境に変化した。 ネット検索からライブハウスの出演者プロフィールを覗いて、7年前に大人のバンド祭りの大会で322組の中のグランプリを受賞した、と知ったからだ。

今回は、コンサートPJの取材レポートの最終回になります。

                           さあ、皆さんと一緒にライブ会場へ入りましょう。 血圧計をお忘れなく。


 
静けさを破って、迫力あるギター演奏 & 熱い歌声が鳴り響き、幕が開いた
ステージと客席が暗くなり、場内が一瞬 静寂になると、静けさを突き破るようなハードなサウンドが  
 
                                         息をつく間もなく、オープニングの10分を4曲メドレーで演奏   
ご挨拶のMCの間、一息ついたメンバーには 女性らしい表情も・・・
  


 
◆ こちらがアクアマリンの5名のメンバーだ

  
    左から  KB 松成直美      EB 拝藤幸子      Vo 篠原直美      Dr 高田久美子     EG 大野淑子   (敬称略)
 
 
 新横浜の「横浜アリーナ」が完成し、その中のヤマハのスタジオの呼びかけに応じて、主婦バンドとして誕生したのが1989年(平成元年)6月。以来VoとKBのメンバー交代があったがG・B・Drは結成時からの不動のメンバー。
 この主婦バンド、これまでの24年間に”男子禁制”&”主婦オンリー”の姿勢を貫き通し、バンド活動の歴史を積み重ねている。

 2005年には「モテモテおやじバンド文化祭」に出場し、322組の中からグランプリを獲得した。 最近も毎年定期ライブを開催し、固定ファンに絶大な人気があり、次はいつかと期待と声援を受けている。

 
 こちらからバンド名の由来や、活動歴が記載されたアクアマリンのホームページをご覧ください

   ☛ こちらをクリックして
            この日の演奏曲も載っている
 
     
リーダーの淑子さんはエレキギター(EG)を担当
当バンドの結成発起人で、息の長い活動に脱帽するが、それ以上にワイルドな黒装束でギターの速弾きを披露して、それにはびっくり
銀座店管楽器係、横浜店楽器係他に勤務経験のあるヤマハOGの一人、退社後も楽器プレイヤーで頑張る姿勢に驚かされた

 
        
ヴォーカル(Vo)の直美さんはMCも担当するアイドル的な存在
専業主婦を終えて、PCオペレーターを武器に某医療メーカーの
検査室で薬事法に沿った添付文書の作成業務に携わる

この日、専属の美容師さんも応援に駆け付けた

ドラム(Dr)の久美子さん かつてはヤマハ音楽教室の幼児科講師で、出産を機に自宅でピアノ教室を開設しているそうだが、熱いリズムを叩き出すこの姿を生徒さんはご存じだろうか 演奏の合間に「欲しいものは?」と問われ、「ビール」の答えが場内の笑いを誘った
  
          
キーボード(KB)の直美さんは、Y社製ステージピアノとR社キー
ボードの2台のキーボードを巧みに使い分け、ロックにバラードに
大奮闘、 エレクトーン科のシステム講師のキャリアが主婦バン
ドのプレーヤーとして十分すぎるが、ギターも弾くマルチ奏者だ
エレキベース(EB)は幸子さん 発足当時からのメンバーでこの人も
淑子さんと同期入社で東京支店商品管理課に勤務した
ヤマハリタイア後のファミレス経験やワインアドバイザーの資格を活かして、販売やイベントなどの仕事をこなしている
 

 


 

このバンドを紹介してくれた小林さんにコメントを戴いた
 
 ◆ アクアマリンとの出会い・・・

 10数年前でしょうか、かつて横浜店楽器係で同僚だった淑子さんからは毎年年賀状が届いていましたが、ある時ステージ写真入りの賀状に、次のライヴ案内があり伺う約束をしました。

 それまではジャズとクラシックのライヴしか聴いていない私には、正直ハードロックがどんな音楽か分からなかったのですが、彼女たちの年齢不詳?(失礼)のパワーに圧倒された思いでした。

 ステージはいつもパワー全開ですが、音楽に対する熱意が伝わってきて、最後まで飽きることはありませんでした。
                                            <後半の※印へ続く>
 



◆ 演奏が進むにつれて、プレーヤーも観客も日頃の鬱憤を晴らすかのように


 
  熱い演奏に客席もヒートアップ ドラマーの動きは1枚の静止画ではわからない  写真の上にカーソルを乗せてみて みんなワイルドだろ

 髪を振り乱して声援する客が ♪バーン と ピストルを撃つと
 歌姫がのけぞる衝撃的なラストシーン  ビデオ3をご覧ください

  
  EベースとEギターの熱い競演  貼付け動画の1シーン


  <前半からの続き>
 
◆ このグループの魅力は・・・  

 ハードロックの音楽的な評価は私にはできませんが、前文でも言いましたように、自分たちの音楽への熱い思いが、ステージに溢れることでしょうか!? ソロボーカルの圧倒的な歌唱力!&インスト(楽器)のアドリブバトルが、心地良く伝わってくるように感じました。

 ロックのライヴというと、若者がスタンディング(立ノリ)で聴くイメージがありますが、このバンドは客席も同年齢の方が多いためか、椅子に座って聴けるのがいいですね(笑)

 ジャズクラブでは小さなテーブルにボトルを置いて、ウイスキーのロックが似合いますが、このグループを聴く時も私は同じ感覚で聴いてしまいます。
                                           < 小林富次郎・記 >

 


 
◆アクアマリンのパフォーマンスは貼付け動画で
 
ボタンで再生・停止、早送り・後戻りなどの操作ができます
この貼付け動画は音は出ません 音楽つきは下のビデオでお楽しみください

 
 アクアマリンのライブパフォーマンスは 青いボタンをクリックで
 この日の演奏を少しだけ、音楽入りの動画でご覧になれます

 音量に注意して、クリック!
 オープニングのメドレー曲 ☛ ビデオ1

 バラード曲も熱い演奏が ☛ ビデオ2

 ノリに乗って大盛り上がり  ビデオ3 ノーカット版

  この動画は、URLを知った方のみの限定公開です
  転用利用は固くお断りします



 



 
 
本シリーズ最終回は、主婦5人で結成されたロックバンドでした
 ステージ上で繰り広げられた熱い演奏とパフォーマンス…
 とにかく、開演直後から驚きの連続で、私はぶっ飛びました

 大野さんを含め5人のメンバーは年齢不詳ですが、途中のMCで
 「結成25年の来年も・・・」と、さらにライブ継続を誓っていました

 とにかく若い! ずっと演奏を続けてほしいです
 取材にも協力的で、感謝申し上げます

 このライブハウスは、Vol..6のバンドも利用しましたが、80名を
 超える客席とステージが一体になって音楽ライブができるライブ
 ハウスで、裏方の音響さんと照明さんにも拍手を送りたい

 3月より続いたコンサートPJの取材報告も今回のVol.8で終了
 取材に協力いただいた出演バンドや関係者の皆さまに、また
 声援を寄せられた読者の皆さまに心より御礼申し上げます
                                <す>




    バンド紹介・取材:小林富次郎 
    ビデオ撮影・編集:須田昭孝      2012.12. 1.
  
 
   
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